2024.06.20|ブログ

🏃‍♀️Re:start🏃‍♀️

誰でもいつでも人はやり直せることができる・・。やるか?やらないか?は自分で決める。やるのも自分。やらないのも自分。

それを教えてもらい約4年前に・・生まれて二回目の卒業証書をもらい「就労プログラム」という次のステージへ進みました。小学生が中学校に上がるように・・・。

介護の現場に飛び込みました。依存症 いれずみ 欠損指・・・たくさんのハンディキャップを抱えながらの初めての仕事です。

高齢者のお世話。暮らしのサポートが僕の仕事です。誰よりも早く出勤して駐車場の掃き掃除をして前日の洗濯物を取り込み一日が始まります。

こんな会社辞めてやる!なんて事も日常茶飯事の一年目。

なんかできる人に思い出した二年目。

鼻をへし折られた三年目。

今年の5月・・今やっと4年目を迎えました。相変わらずの所もありますが・・こうして社会の一員として継続していられるのもダルクのおかげです。

働きだしてからも毎日のようにNAのミーテイングに足を運びました。雨の日も暑い夏の日も・・・

「いつまでこれやるんだよ・・?」と思う日も毎日のように思うんです。

それでも、よくわからないけど続けました。よくわからないから続けるんです。

新年度からダルクの常駐スタッフとして自立準備ホームに再入所して仲間達と共同生活を新たに始めています。本職があるのでダルクでの日勤帯の勤務は一か月に3日のみ。

それでもダルクのホワイトボードに「シンスケ」と名前があるだけでどこか誇らしい気持ちになります。夜間支援と言っても名ばかり・・・・仲間達に助けられてばかりの毎日です。

「シンスケさん電気つけっぱなしですよ・・・」

「明日お米たべるんですか?」なんていつも皆に助けられています。

一人でワンルームマンションで暮らしていた頃・・・本当にさみしかった。寂しさを紛らわす為に深夜にランニングしたりもしました。名古屋~岐阜までランニングするなんて事が当たり前にできるようになるくらいに寂しかったんです。走っても走っても満たされる事はありません。

たくさん手にしてきました。健康な身体。健全な暮らし。もちろんクスリを使わない生き方。

クスリを必要としない暮らしこそが僕の最大の強味であり求めていた生き方でした。

もう十分満たされてるいました。もっと、もっと・・・って欲張りになっていただけでした。

「足るを知る」  ダルクで学んだ事です。

僕に出来ることはなんだろう?  それは・・・・こんな僕でも出来る事を伝えていく事だけです。

7年前。20円を握りしめてボロボロの衣類にどこかから勝手に履いてきたスニーカーを履いて家族支援も何もなくプログラムを始めました。

あるのは仲間達の思い・・仲間達への思いそれだけです。

新しい生き方を手にしたんです。それを手渡していきたい。そのための準備として自動車免許取得。(今年度)サービス管理責任者(次年度)と一つ一つの目標。目的を考えれるようになれたんです。

人は何時からでもやりなおせる。僕にとっていつでもやり直せたのは・・・・

きっと「繋がり続けたから」です。

ダルクはいつも手を差し伸べてくれていました。もう一度僕はその手をつかみました。

より良いくらしのために・・・自分の夢のために・・・自分を大切にする・・・・・。それがきっと誰かの助けになる。 日々練習です。あきらめなければ願いはかなう。ただ疲れたら休めばいい。

マラソンが趣味です。今年で10回目のフルマラソン出走になります。

マラソンでも同じでした。「足るを知る」 自分を知らなけれ完走できません。

ただ「足を止めない事」 ゴールするまでとにかく足を止めない事でした。42.195キロを走る。

ただそれだけの単調なスポーツです。それでもゴールするまでの間は本当に苦しいし、痛いし、

あきらめる理由ばかり探すんです。靴のせいにするか?天気のせいにするか?補給食のせいにするか?足を止める理由ばかり探します。それでも、あと500メートルだけ走ろう。次もあと500メートル走ろう。その繰り返しです。足を止めるのも「僕」

あと一歩だけでも前に進むのも「僕」決めるのは「僕自身」です。

ダルクでのプログラムもきっと同じです。完走するまで走ります。マラソンの完走タイムが「他人の評価」 走り終えた後の達成感のスケーリングこそが「自分の評価」です。

亡くなられた「シンヤさん」から最後に教えてもらいました。他人の評価は参考程度。

自分の評価は自分でする。

まだまだ走り続けます。長く走る・・・ではなく「永く走れるように」

これからもダルクの力を借りながら自分の人生を満喫して行きたいと思っています。

心から感謝しています。ありがとうございます。今後ともよろしくお願いします。

令和6年5月 薬物依存症 丹羽 辰介

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