依存症のカオルです。
今回は「役割を通して」というテーマを頂いたので、
それに沿って、自分の今感じていることを書かせてもらおうと思います。
名古屋ダルクには、ハウスキーパー、メンテナンス、ドッグケア、プレジャー等、
色々な役割があり、それらを各入寮者が担当しています。
正直、今入寮者の人数が少ないのもあってか、自分のステージ3️⃣の関係上↑↑😆
複数の役割に関わらせてもらっています。
そこまで大それたことはしていませんが、今の自分にとってはキャパオーバーな所も感じており、
そこで自分が誰かに「頼る」という能力が低いことに気づかされました。
良い意味でも悪い意味でも生い立ちや仕事をやっていたことも影響していたようようです。
責任感が強すぎて、全て自分でなんとかやってしまおうという悪い癖が出てきてしまいます。
一人でやれば早いのですが、一人でできない事柄がある時、
誰かに「頼る」という能力が必要になってきますが、中々それができず、
一人で右往左往😅してしまっていました。

そういう状況に陥った時、自分の頭を働かせず、誰かにすぐ相談するという対処を徐々にではありますが、
出来てきている実感があります。
これまで、自分だけの頭で考え行動し、どうしようもなくなり依存物質に走るという古い思考・行動パターンがあるので、
その逆をやれば、解決する可能性が出てくる、答えはシンプルです。
さらに役割やサポートに関して報連相を強化し、
仲間達との連携をとり、どうにか成り立たせていく。
「どうにかなる」という言葉はどうにかする努力をしているからこそ発することが、
赦される言葉かと自分は思っています。
依存症でどん底にいた時は、ただただ依存物質行為に走ることだけしか頭になく、
何もせずに「どうにかなる」という考えに支配されていました、
そして周りの方々を巻き込み、多大な迷惑をかけてしまっていました。
ここだけ切り取っても、自分のちょっとした変化に気づかされます。
またNA💉(自助グループ)では、セクレタリー(会場の準備をする係)兼司会をやらせてもらっています。

入寮当初は人と会話をすることも、たどたどしかった自分でした。
今でも人前やミーティングで話すのはとても緊張しますが、
それでも苦手なことをあえてやるという自分なりのプログラムに取り組んでいます。
正直、常に心も体も余裕がなく、自分でも何しているんだろうかと思ってしまうこともありますが、
苦しいことを、この期間に凝縮してやっておけば、
後々の人生必ず楽しいことが待っているというかすかな希望を持って、
今はただただ忍耐です。
今日も一日自分の人生に関わってくれた全ての人が幸せに暮らせますように。
完
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