駅の階段を降りてくる親父とお袋を見ただけで、もう胸がいっぱいで泣きそうでした。
2年10ヶ月ぶりに会う2人を前に動揺して、何を話せばいいか分からず、困ってしまう自分がいました。
それでも久しぶりに会う2人は、元気そう・・・ではなく、親父もお袋も以前より小さく見えて、自分の記憶中にある2人とは違う2人がいました。
いろんな感情が自分の中でないまぜになり、言葉が出ませんでした。
それから喫茶店に入り、カウンセラーの河合さんを含めた4人で話し始めました。
ずっと考えていたんです。
親父とお袋に会った時に自分は何を伝えればいいのか。
でもそんなものは、一瞬で吹っ飛んで泣きながら謝っている自分がいました。
やっと謝れた・・・僕は、家族に対して本当にひどい事をしてきました。
使っているときも、その自覚はありました。
でも認められなかった。
悪いのは家族で自分は悪くない!!!
そうやって逃げていました。
やっと逃げずに謝る事ができた。
謝ることは埋め合わせの始まりだと思っています。
それから、なぜダルクに繋がったのか、そこで何を感じたのか、何をしてきたのか、今どう感じているか、家族に対しての想いを話しました。
親父も涙ぐみながら話を聞いてくれて、お袋も『気付いてくれてよかった』と・・・2人が口を揃えて『私たちは何も気にしてないよ。だって家族だもんね』と。
救われた想いでした。
何か重い荷物を少しだけ下ろせた感覚もあります。
アディクションを使っていた時に家族をたくさん傷つけました。
でも本当は、そんな事がしたかった訳じゃない。
家族と妻と友人とただ笑って、幸せに生活したかっただけなんです。
でも僕にはそれができなかった。
自分を傷つけ、他人を傷つけ、家族を傷つけ、そうする事でしか自分を保つ事ができなかった。
今日、親父とお袋と笑い合って話している。
これは自分がずっと心から望んでいた事でした。
今、この瞬間だけかもしれないけど心に平安があります。
今に気持ちを忘れずに、これまでとは違う関係性を作るために、これからも埋め合わせを続けていきます。
ありがとうございました。
ミツヤ
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