2025.11.25|ブログ

『大須散策』

10/28(火)に仲間達と共に大須商店街に行き、各班に分かれて、買い物をしたり、食べ歩きをしたり、お寺を参拝したり、ゆったりとした時間を過ごさせてもらいました。自分はお目当ての1キロ366円のキムチを購入することができて、大変満足でした(笑)名古屋ダルクでは月に一度レクリエーションを催し、仲間との”フェローシップ”をとっています。この”フェローシップ”では依存症から解放されるのにとても重要なファクターを担っています。”フェローシップ”(共同体意識)と”12ステップ(霊的道具一式)”の力なしでは克服(寛解)はできないとビックブック(アルコホーリクアノニマスのテキスト)にも示されています。


 今回のレクで個人的に感慨深かったのは万松寺や大須観音の参拝です。入寮する前までは神社仏閣などに全く興味がなかったのですが、自分の変化に伴い、”神様”や”仏様”にご先祖様の概念に興味を持ち始め、神社やお寺、教会に行くと何となく落ち着く??神聖な場所??に感じる様になりました。何となくではありますが、、、(笑)大須では万松寺や大須花音に手を合わせて、毎日行っている黙想の文言を心の中で唱え、みがってではありますが「自分の人生に関わってくれた方々が幸せな人生を送れますように」と願わせて頂きました。話はそれますが、依存症は「周囲の人への感謝ができなくなる、有難みが感じられなくなる病気」だとも自分は今認識しています。依存症末期の時は「全て周りのせいだ」と他責の念で頭の中は支配されていました。ただシラフ(依存物質に頼っていない状態)な頭で考えたら、今現在に至るまでいろんな人が”愛”を持って自分に対して接してくれていたことに気づかされていました。気づいていなかったのは自分だけだった。。。自分の問題に目を向けるというプログラムを意識的に行っていくことで、いかに自分が利己的で不正直、身勝手で周りへの配慮が欠如していたのかを思い知らされている今日この頃です。

自分はただただ何とか生き延びてきただけで生き方を知らなかった、今様々な経験をしてきた仲間たちと関わらせてもらっている中で生き方をまなばせてもらっている感覚です。

 今回のレク(大須散策)もプレジャー係の役割として計画や段取りを担当させてもらい、「どうやったら楽しんでもらえるのだろうか」と、思いを巡らせて実施に携わらせてもらいました。

社会に出たら”結果”だけを求められますが、今は過程(プロセス)を重視して、自分のベストを尽くせたら、自分で自分を認められたらOKというマインドで様々なことに取り組ませてもらっています。今現在の自分を見守ってくれている方、受け入れてくれる方に対して有難さしかありません。『「感謝」は行動で示す、返す』という言葉を心に刻み、日々ベストを尽くす。

お読み頂き、ありがとうございました。

カオル

Contact form

お問い合わせ

ホームページをご覧いただきまして、誠にありがとうございます。ご質問・ご相談などございましたら、お電話・お問合せフォームからお気軽にお問合せください。

tel. 052-915-7284
電話受付/
平日 9:00~17:45 土祝 12:00〜17:00