身体の自己管理は最重要
ダルク後援会 山谷千尋
記録的な暑さの昨夏、秋を一瞬で通り越しての今冬、飛散量が年々増える花粉の春、人間にとって快適な季節は一昔前に比べて日本では短くなっているのかもしれません。
それに伴い、季節ごとの体調不良をほぼ一年中のように精神科外来で患者さんから聞いているような気もします。意外かもしれませんが、私の精神科診察ではメンタルよりも身体のことを必ずのように患者さんに聞いています。なぜなら、身体面の不調が先にあれば精神面だけ健康ということはあり得ないからです(熱が出る、頭痛がするだけでも必ず精神状態は悪化します)
健康な身体があって初めて健全な精神が宿ると古来から言われますから、まずは自分自身の体調管理を万全にしてもらう方が、結果的に精神面の改善につながります。そのため、精神が病んでいる人こそ、自分自身の体調により一層目を向けて管理、改善してほしいと思います。身体には目を向けず放置して気付かない内に心身ともに不健康になる方、健康に留意して食生活に気をつけ定期的な運動を行い身体をメインテナンスする方、分かってはいるものの実行できない方や続かない方(これが大半でしょうか?)の3種類に分かれますが、ダルク集団生活の重要性はここにもあると思います。起床と就寝、運動、食事の規則的生活は精神的不調な人ほど一人ではなかなか分かっていてもできないが、周りの仲間がやっていれば言われなくても各自のペースで最低限やらざるを得なくなる。
結果的に徐々に身体は健全になり、依存症の精神的問題とも向き合えるようになり自然と回復していきます。私が筋トレや柔軟をやろうと年初目標を毎年立てますが、今年も未だに実現しない理由は一人でやろうとするからです(泣)。
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