バックナンバー 2024年クリスマス号

2025.04.24｜ニューズレター

バックナンバー 2024年クリスマス号

　　　　刑務所からのメッセージ

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　タケシ

依存症のタケシです。令和５年１０月１２日に１年10ヶ月の刑期が決まり、今は刑務所で

務めています。刑務所は４回目です。収監されて１年が経った今、私がまず１番に伝えたい

事は支えてくれている妻への感謝、支えてくれているダルクスタッフ、仲間への感謝です。

本当にありがとうございます。刑務所の中はとても孤独です。本当に寂しい。悩んでも落ち

込んでも悲しくても何が起きても部屋には私１人しかいない。そんな中で会いに来て励ましてくれる妻、手紙で励まし力をくれるダルクのスタッフや仲間の存在は私にとって唯一の安心である。外にいた頃はわからなかった。妻がいて当たり前。ダルクに行けば仲間がいて当たり前。夜はミーティングがあって当たり前。何に対しても感謝などした事が一切なかった。刑務所に入り、１人何も無い部屋に入り、本当に１人になり深く考えました。

これまでの自分は本当に自分が中心でダメな人間だったなと心から思います。外に出た自分がこの先、回復を進めて行く中で、今の気持ちを忘れない為にここに１つ残しておきたいと思います。「タケシ、今お前の目の前にある事ある物は全て当たり前じゃないんだよ。」と・・・今刑務所にいて薬はやれないからやっていない、本当の回復の始まりは出所してからとなります。簡単なことではないし、不安しかない。あきらめずにまた１から頑張りますので、ダルクのスタッフの皆さん、仲間の皆さん、またサポートお願いします。妻にもサポートしてもらってばかりですが、少しでも笑顔を増やしてあげられるようにします。

引き続き残りの受刑生活を頑張ります。みんな、いつもありがとうございます。　

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