2025.02.16|ニューズレター

バックナンバー 2023年夏号 

アル中キングダム ユウジ

私ほど「アルコール依存症」という言葉が似合う人間はいないでしょう。

19才あたりから本格的 に酒に手を出し始め、現在までに精神病院に 3 回、自殺をはかり救急搬送されたのが 1 回です。 結果的には「未遂」で終わったわけですが、なかなかしょうもないキャリアを積み上げてしまいま した。

昔から何かしらの強さに憧れがあり、今の自分の現在地をその視点から照らし合わせると止め処ない嫌悪感に 苛まれるものです。

某精神病院で名古屋ダルクのスタッフと出会い、現在私は名古屋ダルクでお酒と真剣に向き合う日々を過ごしています。

仲間たちは皆、気さくで話しやすく、私が頭で考えていたよりもずっと快適な生活です。もちろん 私だけの感覚かもしれませんが。今、この文章を作成している時点で、ダルクでの生活は 7 ヶ月目です。身体的な回復は 手にとるように分かるものの、不安なことも2つあります、それは心、精神面での回復及び、成長が感じられないという 事です。死ぬほどお酒で他人に迷惑をかけ、裏切り、自身の健康を害しました。飲酒運転は日常茶飯事、運転免許こ そ生き残ったものの酒気帯び運転で検挙されたこともあります。それでも今でもお酒を飲みたい気持ちは全く消えてい ません。それと家族に対して今後、とてもじゃないけど向き合う自信が持てないことです。

ダルクに入る 1 日前に、姉か ら勘当するような内容のメールをもらいました。今は自分がその内容に対してどう返信したのかも覚えていません。ただ、 今想う事があるならば残りの人生で家族と会う機会がなかったとしても、せめて「人間らしく生きている」姿を風の便りで 伝えられる行き方をすることくらいでしょうか。今はそれでいい。苦しくても、1 人で泣く日があってもそれでいい、1 日も長 く断酒を続けること。

そこに道は生まれる。今はそれを信じてる。

Contact form

お問い合わせ

ホームページをご覧いただきまして、誠にありがとうございます。ご質問・ご相談などございましたら、お電話・お問合せフォームからお気軽にお問合せください。

tel. 052-915-7284
電話受付/
平日 9:00~17:45 土祝 12:00〜17:00