バックナンバー 2024年春号

2025.03.08｜ニューズレター

バックナンバー 2024年春号

　　　『教会と繋がり・・・』　　　

　　　　　　　　　　　　　　 名古屋ダルク　サブディレクター　葛西光弥

名古屋ダルクに繋がり4年。スタッフになり2年となりました。

スタッフになり、まず与えられた仕事が教会との関わりでした。依存症の啓発活動のため、仲間たちの経験のため、名古屋ダルクの活動を支える献金を集めるために活動紹介を行うためです。

当時の私は、スタッフとして何をすればいいのか分からず、与えられた仕事を全うしようと全力で取り組もうとしていました。

その中で名古屋ダルクは、カトリック教会との繋がりが深いのですが、なぜプロテスタントとの繋がりはないのだろうかと疑問に思い、アタックをかけるようになりました。

しかし自分が思い描いていた結果には至りませんでした。話は聞いて頂けるのですが、活動紹介の話になると難色を示されることが殆どでした。

正直、辛かったです。人が怖く苦手な私にとって、知らない場所、人の中に飛び込んでいく事は本当に勇気がいる作業でした。上手くいかない日々の中でその勇気も日に日にすり減っていくのを感じていました。

『教会を回ってきます』と出ていって、このまま車で寝ていようかと思った事もありましたが、仲間の励ましやアドバイス、新しい出会いもあり、少しずつ活動紹介をできる場所が増えていきました。その中でたくさんの気付きをもらい、神様との繋がりについて、教会の方に教えを乞う事もありました。本当にたくさんの助けをもらいました。

一人でなんとかしようとしていた私にとって、改めて人は一人で生きていくのではない事を教えてもらいました。また、スタッフとして思い悩む事も多々あります。そんな時に教会に行き、落ち着いた雰囲気の中でお話を聞き、時にはミサ、礼拝が終わった後にお話を伺う事もありました。

不思議と気持ちが穏やかになる事が多く、今では教会との繋がりは、私にとってとても大切でかけがえのないものです。

いつも支えてくださり、ありがとうございます。

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